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英国で17日から飲食店の屋内営業を再開 友人らとの「ハグ」許可も

 【ロンドン=板東和正】ジョンソン英首相は10日、新型コロナウイルスの感染対策で禁止していた飲食店の屋内営業や映画館の運営を17日から再開すると発表した。友人らとの「ハグ」も許可する。ワクチンの接種が進み、感染者数や死者数が減少しているため。

 感染者数などが今後順調に減少すれば、英政府は6月にほぼ全ての規制を解除し、国民の生活を正常に近い形に戻す方針だ。

 英政府は3月から、1月にイングランドで導入したロックダウン(都市封鎖)の段階的な緩和を開始。これまで、学校と大学の対面授業のほか、レストランやパブなどの飲食店の屋外営業などを再開した。

 今月17日からの緩和では、店外に限って営業が認められていた飲食店の屋内営業のほか、ホテル、映画館、博物館、美術館などが再開される。屋外で集まれる最大人数を30人、屋内を最大6人とする。

 学校や大学の教室でのマスク着用を義務づけないほか、家族や友人らとのハグが許可される。

 ただ、英政府はハグする際に双方がワクチンを接種したかを考慮するなど、国民に慎重な行動を呼びかけている。ハグ以外では職場や店舗などで社会的距離をこれまで通り確保するよう求めた。

 ジョンソン氏は10日の記者会見で「17日からの緩和は(国民の生活が)正常な状態に戻るための非常に大きな一歩だ」と指摘。「死者や入院者数は昨年7月以降で最も低いレベルになっている」とし、緩和を進める条件は満たされているとの認識を示した。

 英国では50歳以上への1回目の接種を完了しており、接種率は5割を上回った。1月上旬に5万人を超えた1日当たりの感染者数は5月9日には約1700人に減った。死者数は年初に1日に千人を超える日もあったが、5月に入って10人を下回る日も出始めた。

 ワクチン接種が順調に進んで感染者数がさらに減少すれば、英政府は6月下旬にも娯楽施設の営業を解禁し、店舗内や公共交通機関でのマスク着用義務などの規制も緩和する方針だ。

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