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関西万博連絡会をVR開催、万博相がゴーグル装着で参加 「わくわくする万博に」

 政府は12日、2025年大阪・関西万博の関係省庁の幹部らが参加する連絡会議をVR(仮想現実)技術を使って開催し、井上信治万博担当相ら約30人が出席した。日本では大臣が出席する会合でVR技術を導入するのは初めて。昨年12月に閣議決定した万博の運営に関する基本方針では、「フィジカル空間」と「サイバー空間」を融合させた「新たな万博の形」を打ち出すとしている。政府は今後、万博の機運醸成や各国・地域に対する参加呼びかけでもVR技術を活用したい考えだ。

 井上氏は「世界中の人たちに夢や驚きを与え、子供たちがわくわくするような万博を作り上げていきたい」とあいさつした。

 井上氏は同日、VRゴーグルを被り、東京・霞が関の大臣室から仮想空間に入って連絡会議に出席した。省庁の幹部らは別室で同様に仮想空間に入るなどして会議に参加した。会議の冒頭、大臣室のスクリーンには万博会場となる人工島・夢洲を全方位から撮影した画像が投影された仮想空間が写し出され、井上氏は自分の分身であるアバターで登場した。

 会議では万博の基本方針で示された取り組みの具体化に向け、パビリオン展示が想定される試みなどの情報を共有した。経済産業省は二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」実現に向けて、水素やアンモニアの発電技術の実証やCO2をコンクリートに吸収させる技術の実演などの案を提示。農林水産省は月や火星で長期滞在できるように、宇宙空間での食料供給システムの構築に向けた研究開発に関する情報発信などを提案した。

 井上氏は会議終了後、報道各社の取材に対面で応じ、「VRの技術革新がさらに進展するよう民間との協力を加速させたい」と述べた。

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