金融

西日本FH、コロナ対応で信用コスト大幅積み増し 決算は減収減益

 西日本フィナンシャルホールディングスは12日、令和3年3月期連結決算を発表した。一般企業の売上高にあたる経常収益が前期比4・8%減の1349億円、最終利益が同10・6%減の180億円と減収減益だった。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化を見越し、信用コストを厳しく見積もり、47億円積み増したことが減益要因となった。とはいえ、コロナの影響はマイナスばかりではない。コロナ関連融資は、昨年3月以降の累計で約2万件を実行、融資残高も約6700億円に上った。

 谷川浩道社長は「今後の業績の押し上げにつながる要素だ」と強調する。貸出金残高の増加に伴う増収に加え、デジタル化の推進など経費削減策も相まって、マイナス金利政策による貸出利息の低下傾向が続く中でも、調達と貸出、運用の金利差にあたる総資金利ざやは前期の0・32%を維持した。

 谷川氏は「攻めと守りが両立した、中身の濃い決算だ。ポジティブな減収減益だ」と評価した。

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