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DXで出版流通最適化 出版大手3社と丸紅が新会社設立へ

 講談社、集英社、小学館の出版大手3社と丸紅は14日、出版流通の効率化に向けた情報提供会社を年内に設立するための協議を始めると発表した。

 新会社では、「RFID」と呼ばれるICタグを書籍や雑誌に取り付け、在庫や棚卸し、キャンペーンでの販売増減などの各種情報を収集。これらのデータを基に人工知能(AI)を活用して発行、配本計画の最適化を図り、返本の削減につなげる。

 書籍や雑誌は取次会社が全国の書店やコンビニエンスストアなどに届けているが、売れ残りなどで返本率は約4割とされ、出版業界の大きな課題となっている。出版物の取次事業自体は行わないが、情報提供によって出版社の経営効率化を支援する。

 丸紅は長年、大手出版3社それぞれに、印刷用の紙を販売してきた。この取引関係を活用し、出版業界の課題となっている返本をデジタルトランスフォーメーション(DX)で削減することを提案し、今回の新会社設立協議につながった。新会社は3社以外の出版社、販売会社などにもサービスを提供するという。

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