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「安心して来訪を」地方の観光地で広がるワクチン接種 

 新型コロナウイルスのワクチン接種が拡大するのに伴い、地方の観光地では主要産業である観光関連産業従事者への先行的な接種を行う動きが拡大。奈良市では14日、ホテル・旅館の従業員やタクシー、バスの運転手らへの集団接種が始まった。

 「観光は奈良の基幹産業。観光に従事する人が接種していれば、安心感を持って奈良に滞在してもらえる」。14日、接種会場となっている奈良市内の体育館を視察した仲川げん市長はこう強調した。

 市によると、高齢者の接種が順調に進んでいることを受け、社会生活維持に不可欠な仕事に従事する「エッセンシャルワーカー」のほか、観光業に携わる人を先行的に接種することを決定。17日までの4日間で計約6100人の接種を想定している。

 この日接種したホテル日航奈良総支配人、真柳宏二さん(57)は「これでお客さまに安心してもらえる。昨年から大打撃を受けている業界だが、少しは明るい兆しがみえたかなと思う」と話し、同ホテルのレストランで働く緋田真理子さん(39)は「お客さまを全国からお迎えする立場として、早くワクチンを打ってもらえてよかった」とほっとした様子だった。

 一方、城崎温泉旅館協同組合(兵庫県豊岡市)は8日、国に職場接種を申請。担当者は「コロナ禍で休業する施設も出るなど、苦しい状況。接種を機に、多くの方に安心してきてもらえれば」と話す。7月末までに同組合に所属するホテルや旅館の従業員らに1回目の接種を予定している。

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