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リカレント社長・松田航さん(33) 安価で使いやすい研修教育インフラへ

 --社会人再教育を手掛けている。コロナ禍でテレワークが普及し、人材育成や教育研修の環境も変化した

 「昨年度は、教育研修を展開する企業も売り上げ減少を余儀なくされたところが少なくない。成否を分けたのはデジタルトランスフォーメーション(DX)への対応だ。DXに対応したところは総じて良く、できなかったところは厳しい展開となっている。幸いにして、われわれはDX対応を進めていたほか、低料金で一律のわかりやすい体系にしていたこともあり、前年度比2倍と好調に推移した」

 --仕事や生活の環境変化が研修内容にも影響を及ぼしている

 「研修の本質は変わっていないが、新たな需要が増えている。特にオンラインセールスなどオンラインスキルに関するもの、ストレスマネジメントなどメンタルヘルスに関するもの、そしてテレワーク時代の就労管理などマネジメントに関するものが人気だ。実施形態もオンラインセミナーが中心となった」

 --まだまだ変化は続くが、今後の展望や目標は

 「まずは“普段使いできる研修”の提供が目標だ。リカレントでは、すでにオンラインで研修選びから料金の確認、決済までできる体制を整えている。これによるコスト減もあるが、顧客側の負担も大きく軽減できている。見積もりを取ったり調整したりという手間も少なくなるためだ。さらに手軽に使える料金設定も実現したい。すでに業界平均の半額程度、しかも一律でサービスを提供しているが、より低額なサービスなども検討してみたい。業務の中で人材を育成する支援など、企業内のスキルトレーニング機能を補完するサービスなども提供していきたいと考えている。安価で使いやすい総合的な研修教育インフラとしての発展を目指していく」

                  ◇

【プロフィル】松田航

 まつだ・わたる 早大理工卒。企業向けのマーケティング支援会社およびコンサルティング会社を起業後、2012年リカレント参画、法人事業部立ち上げ。15年7月から現職。東京都出身。

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