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ワクチン接種優等生の各国を悩ます「7割の壁」 若年層が課題 (2/2ページ)

 調査では未接種の若年層の約4分の1が今後も接種するつもりはないと回答。理由として、副反応が心配▽ワクチンを信用できない▽接種の必要がない-などを挙げる人が多かった。

 米国の1日の新規感染者数は6月以降、1万人前後で推移しているが、今ではその約2割がデルタ株の感染だ。各地では夏季休暇明けにコロナ流行前の態勢に戻ることを目指す動きも進むが、CDCはデルタ株拡大を防ぐためにも、若年層へのワクチンの安全性に関する情報発信を強化する必要があると訴えている。

 デルタ株が新規感染者の約9割を占める英国でもワクチン接種のペースが低下しつつある。同サイトによると、100万人当たりの接種回数(7日間平均)は5月下旬の8千回台から、6月27日は5200回に減少した。1回以上接種した人の割合は約65%。

 英メディアは接種ペースの鈍化の要因に若年層の接種遅れを指摘する。英当局によると、16~29歳の13%が接種を躊躇(ちゅうちょ)しており、30~49歳の8%、50歳以上の2%より数値が高い。若い世代は副反応への懸念が強いためとみられている。

 英アストラゼネカ製ワクチンの接種後に多くの若年層に血栓ができた問題を受け、政府が40歳未満に別のワクチン接種を促したことも接種回数の減少につながった可能性がある。デルタ株の感染は未接種の若年層に集中しているとも伝えられ、早期の接種が必要となっている。(ワシントン 大内清、ロンドン 板東和正)

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