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大阪・中之島の再生医療拠点に「iPS財団」 低コストでの細胞作製に期待

 大阪府は6日、大阪市北区中之島で令和6年春の開設を予定する再生医療の研究・開発施設「未来医療国際拠点」に、「京都大iPS細胞研究財団」(山中伸弥理事長)の研究施設が入ると発表した。大阪・関西万博が開幕する7年に、人の血液から、免疫拒絶が起きにくいとされる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製し、提供することを目指す。

 同財団は品質の高いiPS細胞の作製技術を実用化することなどを目的に令和元年に設立。自分の血液をもとにiPS細胞を低コストで培養し、再生医療への利用を目指す「my iPS プロジェクト」を進めている。今回、プロジェクトの中枢を担う施設を同拠点に新設する。

 同拠点では医療機関や企業、支援団体が同一施設内に集まり、ゲノム(全遺伝情報)医療や人工知能(AI)などを活用した最先端医療の産業化を計画。開設予定の6年には、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」が一部先行開業される見込みだ。

 吉村洋文知事はこの日、記者団に「大阪・関西において、ライフサイエンス分野で強みをより発揮できる街づくりを目指したい」と意気込んだ。

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