「やる気があるのか…」 手抜きに見えるのに成績優秀な人っていませんか? (1/6ページ)

 あなたの会社にも、こんなタイプの人はいないでしょうか? A課長はバリバリ仕事をしているようには見えません。終業時間になると、いつもそそくさと帰宅。休み時間には、スポーツや音楽、アフターファイブの飲み会の話題で盛り上がっています。「この人、やる気があるんだろうか」と疑っていたところ、意外にも仕事の成績は優秀だったりして驚く--。

 A課長のような人は、限られた時間で最大の成果を上げる「時間当たりの生産性」が高いタイプで、作業スピードが速いことに加え、もう1つの大きな長所があります。それは要領のいい「力の抜き方」を心得ていることです。仕事を重要度で仕分けし、重要な仕事には力を入れ、そうでない仕事には手をかけません。私はそれを「最善主義」と呼んでいます。仕事に時間がかからないので、余裕があります。しかし、傍からは一見して働いていないように見えてしまうのです。

 実はそうしたタイプは、各界で活躍する著名人の中にも大勢います。その代表が世界的なテニスプレーヤーである錦織圭選手です。試合中に錦織選手は、対戦相手が有利なセットでは「あきらめモード」になり、ボールを懸命に追ったりしなくなります。でも、取れないセットで手を抜くのを、「スポーツマンらしからぬ」と思ってはいけません。実は、世界で勝ち残るための見事な戦略を取っているのです。

体力で勝る外国人選手と渡り合うために、スタミナを…