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AIアシスタント「Alexa」、病院や医療分野での活用進む (2/3ページ)

岡真由美
岡真由美

 患者は声掛けするだけで、スマートスピーカーをナースコールとして使うことができる。たとえば「アレクサ、トイレにいきたいので看護師さんを呼んで」といった具合だ。

 患者からのリクエストは内容によって自動的に振り分けられ、看護師や看護助手など、適切な担当者の携帯電話へと送られる。たとえば、「痛み止めがほしい」という内容であれば看護師へ、トイレ介助が必要という内容なら介護士へ直接通知される。担当者がすぐに応答できない場合は、エイバは次に登録されている病院関係者へリクエストを回す。

 またエイバ搭載機器は他のアレクサ搭載スマートスピーカーと同じように使うこともできる。つまりテレビのチャンネルを変える、好きな音楽を流す、ニュースや天気予報を聞くといった一般的な操作が可能だ。

 アレクサの利用はもちろん強制ではなく、使用するかどうかは患者の選択に任されているが、試験的に設置された病室のほぼ全員が利用しており、概ね好評だ。患者の要求が適切な担当者の携帯電話に直接送られるため、間に人が入らず、より迅速に必要なケアを受けることが可能になったためだ。

 またアレクサは複数言語に対応しているため、自分の母国語の音楽を楽しむ患者もおり、入院生活の気分転換に貢献しているようだ。

 さらに看護師が別の看護師の支援を求める際にもアレクサは役立っている。たとえば、集中治療室で手が離せない看護師が、「アレクサ、看護師に消毒機器を持ってくるように伝えて」と呼び掛け、活用しているという。

 シーダーズ・サイナイ病院では、今後さらに多くの病室にスマートスピーカーを設置することを検討中だ。

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