5時から作家塾

日本から視察も 体験して感じたホームドクター制度のメリット・デメリット (3/3ページ)

 今年6月には日本の医療従事者チームがオランダ視察も

 そんなわけで、これから日本で定着するかは全く未知数のホームドクター制度だが、今年6月にはその制度について学ぶため、日本から15人の医療関係者チームが来蘭したと地元紙で報じられた。視察団を歓迎したハンス・ペーター・ユング氏は、患者一人に費やす時間を長く取るプロジェクトで名が知れたオランダ南部の診療医である。患者の話にしっかりと耳を傾ける時間を確保した結果、患者の大病院へのリファーを25%減らし、受診する患者の50%を投薬なしで「治療」することが可能になったという。

 高齢化や孤独など、先進国の例にもれず日本と共通の社会問題を抱えるオランダにおいて臨床活動を続ける同医師は、「日本語の『イキガイ』は、まさに私が患者さんと一緒に探すものです。人には毎朝、ベッドから出る意義を与えてくれるものが必要なのです。それがある人は健康を維持しやすい」と、患者の話を聞くことが予防医療に与える好影響を語る。

 「日本では、患者がどこの病院でも選べる一方、もしも治療に不満がある場合、別の病院で一から受診のし直しをするそうですが、それだと必要以上に医療費がかさみますよね。ぜひこの制度を少しでも日本に持って帰ってください。きっととても役に立ちます」とのことだが…さて、視察団の方々はどう思っただろうか。(ステレンフェルト幸子/5時から作家塾(R)

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5時から作家塾(R) 編集ディレクター&ライター集団
1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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