ヘルスケア

愛知、福岡は「少し前の大阪に近い」 新たに緊急事態宣言

 政府は7日、新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言対象地域を6都府県に拡大し、期間を今月末まで延長することを決定した。新型コロナの感染拡大に伴い、緊急事態宣言が延長される4都府県は、大型連休中にも医療体制の逼迫度合いが悪化するなど厳しい感染状況が続いている。新たに宣言対象となる愛知、福岡両県も感染増加と病床逼迫に歯止めがかからず、「少し前の大阪府に近い状況」(政府関係者)との危機感も漏れる。

 医療体制の逼迫度を示す病床使用率は今月5日時点で、東京36%、愛知55%、大阪92%、兵庫88%、京都68%、福岡63%。4都府県で宣言が始まった4月25日時点と比べると、微減の大阪を除いて軒並み悪化。東京以外は政府の対策分科会が掲げるステージ4(爆発的感染拡大)の水準(50%)を上回る。

 重症者用の病床使用率も大阪が満床状態の100%、兵庫が70%とステージ4を超過。他の4都府県もステージ3の水準(20%)を上回り、愛知は11ポイント、福岡は16ポイント悪化している。全国の重症者数は4月30日以降、1千人を超えており、今後も医療体制への負荷は続くとみられる。

 蔓延防止等重点措置の適用地域でも、宮城と沖縄を除き、病床使用率が宣言開始後に上昇。北海道は札幌市に限れば病床使用率が9割に達し、「医療非常事態宣言」が出ている。

 直近1週間(4月29日~5月5日)の人口10万人当たりの新規感染者数も、宣言対象の6都府県全てがステージ4の水準(25人)を上回る。関西圏は4月25日より減っているものの、連休中の検査数減少が影響している可能性がある。

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