ヘルスケア

ブリンケン国務長官、WHO事務局長に台湾のオブザーバー参加を要請

 【ワシントン=黒瀬悦成】ブリンケン米国務長官は7日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に対し、24日からオンライン形式で開かれるWHO総会に台湾をオブザーバー参加の形で招待するよう求めたことを明らかにした。

 ブリンケン氏は声明で、WHOは中国が反対を表明するまでは台湾が総会にオブザーバー参加するのを認めてきたとし、「台湾を排除する正当な理由は存在しない」と述べた。

 また、現在の新型コロナウイルス危機に関し「地球規模の保健衛生をめぐる諸懸案は、国境や政治的対立など頓着しない」と指摘。「総会から台湾を排除すれば、パンデミック(感染の世界的拡大)を収拾し、将来の公衆衛生上の危機を予防するための国際的な取り組みに弊害をもたらす」と強調した。

 台湾のWHO総会への参加をめぐっては、5日閉幕した先進7カ国(G7)外相会合でも支持する立場が打ち出された。中国は台湾の参加に反対する立場を崩しておらず、米国を中心とする先進諸国と中国との間で激しいせめぎ合いが展開されるのは必至だ。

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