ヘルスケア

大阪で自宅療養者の夜間・休日往診の取り組み拡大へ

 新型コロナウイルスに感染した自宅療養者の重症化を防ぐため夜間や休日の往診などに応じる大阪府の緊急相談の枠組みに13日、大阪市保健所が加わった。これにより府内18保健所のうち7保健所でこの枠組みを運用することになった。府は今月末までに府内全域への拡大を目指す。

 府によると、調整役となる「緊急相談センター」を4月下旬に設置しており、委託先の民間事業者に登録する2~5人の医師や看護師が対応している。

 自宅療養者は症状が悪化した際、府内のコールセンターに連絡。保健所が相談内容を踏まえ、救急事案ではないが、保健所で対応できないと判断したケースについて、緊急相談センターに依頼する。

 同センターで自宅療養者の病状を聞き取り、助言するほか、必要があれば提携先の医療機関の医師が自宅を訪問して診察し、酸素や薬を投与する。医療機関の体制が手薄になる平日と土曜日は夜間、日曜日と祝日は終日対応する。

 これまで府内4つの中核市の保健所などで運用しており、大阪市が加わることで府内の人口のカバー率は50%に達するという。

 吉村洋文知事は記者団に「かかりつけ医がいない自宅療養者でも医師の診断を受けられるのは重要だ。重症化や死亡を防ぐことに寄与すると思う」と語った。

 府内では医療体制の逼迫(ひっぱく)に伴い、1万4千人超の自宅療養者が発生し、入院前に死亡するケースが続出。診療体制の強化が課題となっている。

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