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梅雨入り、異例の早さ 偏西風が北に…平年より1カ月長くなる可能性も

 九州地方から東海地方にかけての日本列島は今年、統計史上1、2位を争う異例の早い時期に梅雨入りをした。平年よりも太平洋高気圧が早く西に張り出し、雨のもとになる暖かく湿った空気が大量に流入したことが原因とみられる。一方、気象庁によると、梅雨明けは早くなるとはかぎらないといい、今年の梅雨は平年より1カ月前後長くなる可能性もある。ただ、週末から天候は一時持ち直す見通しで、関東以北の梅雨入りは先になりそうだ。(荒船清太)

 気象庁によると、九州南部から東海地方にかけては11日以降、平年より19~22日早く梅雨入りをした。四国・近畿は統計を取り始めた昭和26年以降、最も早く、九州北部と南部、中国、東海も2番目の早さだった。

 気象庁異常気象情報センターの竹川元章所長によると、梅雨入りが早まった原因はインド洋にあるという。インド洋では平年の5月ごろよりも大気が不安定で、強い上昇気流が発生。これが偏西風を押し上げて日本付近で北に蛇行させたため、太平洋高気圧が例年よりも早く西に張り出し、梅雨前線が北上。雨のもとになる暖かく湿った空気が、日本列島に入りやすくなったという。

 不安定な天候は当面続く見込みだが、週末ごろからは日本列島北部を移動性の高気圧が横切る影響で、雨を降らせている前線が南下する可能性がある。天候はいったん回復する見通しで、再び前線が北上するまで関東以北の梅雨入りはないとみられる。

 梅雨入りが早まっても梅雨明けが早まるとはかぎらないといい、梅雨の期間は平年より長くなる可能性がある。梅雨入りを判断する気象庁天気相談所の竹村正弘所長は「梅雨の間でも晴れる日はあり、雨の日が平年より多くなるかはまだ分からない」としている。

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