ヘルスケア

抗体カクテル療法承認 コロナ治療薬、軽症者向け

 新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「抗体カクテル療法」について、厚生労働省の専門部会は19日、国内での製造販売を特例承認することを了承した。ウイルスの働きを抑える2種類の中和抗体を組み合わせた点滴薬で、重症化を防ぐ。中外製薬が申請していた。厚労省が同日正式承認した、国内で使用できる新型コロナの治療薬としては4例目。軽症や中等症用としては初となる。

 抗体カクテル療法は、「カシリビマブ」と「イムデビマブ」の2つの中和抗体を組み合わせて使う。中外製薬によると、海外の臨床試験では患者の入院または死亡のリスクを7割程度減らす効果が確認された。

 スイス製薬大手ロシュと米製薬企業リジェネロン社が開発し、国内での販売を中外製薬が担う。今年分の日本国内への供給量を確保することで中外製薬は政府と合意している。

 国内ではこれまで新型コロナ治療薬として、エボラ出血熱の治療薬として開発された「レムデシビル」、抗炎症のステロイド薬「デキサメタゾン」、関節リウマチなどの薬「バリシチニブ」の3製品が承認されているが、いずれも中等症や重症患者が対象だった。

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