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群馬・伊勢崎の蚕種製造民家を登録有形文化財に 近代養蚕発祥の地

 国の文化審議会(佐藤信会長)は、近代養蚕農家発祥の地とされる群馬県伊勢崎市境島村の町田清家住宅主屋(おもや)を国の登録有形文化財(建造物)に指定するよう、萩生田光一文部科学相に答申した。群馬県内の登録有形文化財は342件(135カ所)となる。

 県によると、町田清家住宅主屋は木造2階建ての蚕種製造民家で、明治20年ごろの建造。1階は居住空間、2階は蚕室として使われ、蚕の卵の製造販売を主な生業としていた。

 特徴としてはケヤキ材やヒノキ材が多用されているほか、当初は屋根の上に生育環境を整えるためための通風・換気用の櫓(やぐら)が備えられていた。櫓は昭和40年代には撤去されたという。

 境島村地区には、富岡製糸場(富岡市)などとともに世界遺産に登録されている蚕種製造民家の史跡・田島弥平旧宅も立地。前年度には同地区から3件の蚕種製造民家が登録有形文化財に登録されている。

 県は今回の登録を機に、地区内の蚕種製造民家群の保存機運が高まると期待。「広く文化財的価値を発信していく」(文化財保護課)としている。

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