教育・子育て

家から出られなくても…仮想空間で交流、大阪・八尾市のNPOが試み

 不登校の子供の学習支援を行う大阪府八尾市のNPO法人「輝(かがやき)」が、家から出ることができず、フリースクールなどにも通うことができない引きこもり傾向にある小中学生とオンライン上の仮想空間でつながる試みを今月から始める。新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンラインでの交流が身近になりつつある中、担当者は「家に閉じこもっている子にアプローチできれば」と話している。

 同法人が開設に向け準備を進めているのは、オンラインで交流できる仮想空間「かがやきの森(仮称)」。子供たちは自分の分身(アバター)を作成し、パソコンやタブレット端末から、かがやきの森へ入室。すごろくなどの遊びを通じ、他の参加者や同法人のスタッフと交流する。府内外の小中学生が対象。

 取り組みの担当者で、小学校の教員経験もある小林英恵理事は「子供たちにとってはオンラインでの交流の方がハードルが低く感じられることもある」と説明。社会とのつながりを絶たれた子供にとっての新たな居場所づくりを目指す。

 同法人は令和元年9月に不登校の子供向けの学習施設を八尾市にオープン。十数人の小中学生が通っている。ただ、保護者が関心を持っていても、子供本人が家から一歩も出られないために入会を諦めるケースが少なくなかった。浦上弘明理事長は「家の外に出てくれさえすれば色々な働きかけができるのに」ともどかしさを感じていたといい、オンラインでの交流が外出や施設に通うきっかけになればと願っている。

 同法人の問い合わせは、NPO法人「輝」(072・943・0695)か、ホームページの問い合わせフォーム(https://npo-kagayaki.org)。

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