教育・子育て

夜間中学、新設の動き活発に 兵庫・姫路市は令和5年度の開校目指す (2/2ページ)

 夜間中学は戦後の混乱期に経済的な理由で学校に通えない子供たちのために誕生したのが始まりで、ピーク時の1950年代半ばには全国に89校を数えた。行政管理庁(当時)による早期廃止勧告で60年代後半には20校にまで激減したが、「教育のセーフティーネット」としてニーズが途絶えることはなかった。

 近年の増設を後押しするのは、平成28年に成立した教育機会確保法だ。不登校児童・生徒の増加傾向が続く中、形式的に中学校を卒業した人の入学も認められるようになり、「学び直し」の場としての役割が期待されるようになった。

 文部科学省は各都道府県、政令市に最低1校の設置を促しており、ここ3年で5校が新設された。そのうち今年度は徳島、高知両県に初めて県立の夜間中学が誕生し、長年続いた四国の空白区が解消された。令和4年度には札幌市や香川県三豊市などに4校、5年度には姫路市や千葉市などに3校の新設が予定されているほか、岡山市や仙台市、鳥取県なども開設を検討している。

 文科省の担当者は「現在夜間中学があるのは12都府県で、設置の予定や検討を含めても20都道府県にとどまる。さらに各地に広がるとともに、多様な生徒の受け入れが進むよう支援に取り組みたい」と話している。

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