豪潜水艦、強気の仏が独抑え受注 アピール力の差は歴然 (2/4ページ)

2016.5.7 07:05

 純粋に経済的な観点でいえば、フランスのこうした積極的な努力が実を結んだといえる。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによると、ドイツの武器輸出額は、10年の世界第3位から15年には第5位に後退。一方、フランスの武器輸出額は15年に過去最高の160億ユーロ(約1兆9530億円)を記録し、14年の2倍、12年の4倍に達しており、ドイツを追い越している。

 フランスがこうしたロビー活動に力を入れている一つの理由は、防衛産業が16万5000人の雇用を生み出す同国有数の産業だからだ。同セクターの雇用者数は18年には20万人に増える見込みで、10%を超える失業率の引き下げに貢献することが期待されている。しかしドイツの場合、防衛産業はそこまで重要ではないといえる。ドイツには巨大な自動車産業があり、防衛産業の雇用数はフランスの60%ほどに過ぎない。

 武器輸出に前向き

 武器に関する契約のプロセスも異なる。ドイツでは、20世紀の悲惨な歴史を主な理由として、武器輸出に厳格なルールを設けている。これまで同国の連邦安全保障委員会は、自国のサプライヤーがあまり重要でない部品を輸出するだけでも、輸出ライセンスを付与しなかったり、付与を遅らせたりすることがあった。そのため一部の国はドイツのサプライヤーをブラックリストに載せており、競合国のサプライヤーは「ドイツ製品不使用」をうたった宣伝を始めている。

フランスは防衛委員会を通して武器輸出契約を承認するが…

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