憲法改正への橋はかかった 総裁選出馬制限を撤廃し、山積した政治課題に取り組め (1/3ページ)

2016.7.16 17:00

当選確実となった候補者に花をつける安倍晋三首相(自民党総裁)=10日、東京・永田町の自民党本部(納冨康撮影)
当選確実となった候補者に花をつける安倍晋三首相(自民党総裁)=10日、東京・永田町の自民党本部(納冨康撮影)【拡大】

【阿比留瑠比の極言御免・特別編】

 「(憲法改正の国会発議に向けて)しっかりと橋はかかったんだろう。私の(自民党総裁)任期はあと2年だが、憲法改正は自民党としての目標だから落ち着いて取り組みたい」

 安倍晋三首相は10日夜、TBS番組でこう述べた。「選挙で改憲の是非が問われていたものではない」とも指摘したが、11日未明には周囲にこうも語った。

 「まあ、よかった。接戦区を落としたのは残念だったけど、改憲勢力で3分の2はとれた」

 選挙戦を通じ、安倍首相は「3年前の前回参院選より聴衆の反応ははるかにいい」と手応えを感じ、一定の勝利を確信していたのだろう。接戦区での競り負けが目立ち課題は残したものの、「最初はもっと引き離されていた選挙区」(政府高官)であり、改憲勢力で3分の2の議席確保を実現できたのは大きい。

 平成24年の衆院選、25年の参院選、26年の衆院選と安倍首相率いる自民党は大勝を重ねてきた。そして民進、共産など4野党のなりふり構わない共闘を突き破っての今回の結果である。首相はこう自負ものぞかせている。

「国政選挙で4連勝した首相は、戦後初めてじゃないかな」

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