5時から作家塾

なぜ? フィリピンから届くSNS送金ヘルプメッセージ (2/2ページ)

 そうなると現実的なのが、銀行で受け取るのではなく、ショッピングセンター「SMモール」などの非金融機関で受ける方法だ。銀行口座を持っていない7割のフィリピン人にとっては、銀行は身近な存在ではなく、非常に敷居が高い縁がない存在なのだ。

 「あなたに送金する義理はない」のに…

 さて、著者以外にも同じようなフィリピンからのSNSヘルプを受け取った知人女性がいた。彼女は2020年の正月休暇をセブで過ごした。移動には1週間ほど滞在したホテルの専属車を利用していたそうだが、送迎やピックアップに便利だからと、日本では馴染みが薄いがシェア世界1のチャットアプリWhatsApp(ワッツアップ)の連絡先をドライバーへ伝えていた。「50ドル送金してほしい」とのヘルプメッセージはそのワッツアップへ届いた。

 彼女の性格なのか、「10年、20年世話になっているとか昔からの友人であれば喜んで助けるけど、あなたに送金する義理はない」ときっぱりと断りの返信をしたそうだ。

 すると、1か月後にまた同じようなSOSが届いたそうで、連絡先を削除したと話す。

 SNSの普及でメッセージ送信コストと手間がかからなくなったので、昨今の世情も相まってか、著者が受け取ったようなヘルプメッセージがフィリピンから世界中へ飛んだのであろうか。(筑前サンミゲル/5時から作家塾(R)

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5時から作家塾(R) 編集ディレクター&ライター集団
1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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