海外情勢

印中銀が中小企業に新救済措置 一部企業の債務返済猶予、融資再編

 インド準備銀行(中央銀行)は5日、中小企業向けの新たな融資救済措置を発表したほか、主要セクターに5000億ルピー(約7450億円)規模の資金供給を行うと表明した。新型コロナウイルス感染第2波に見舞われる中、経済の下支えを図る。

 ダス中銀総裁は予定外の演説で、一部企業を対象に債務の返済を猶予しコロナ感染拡大を乗り切るための融資再編策を行うことを明らかにした。さらに、医療サービスへの与信拡大やワクチンメーカーへの新規貸し付け、債券購入などの措置を発表した。

 インドで猛威を振るうコロナ第2波は月内には勢いが衰えるものの、目先はさらに深刻化する可能性が高いと予想されている。業界団体からは感染拡大を抑えるため全土のロックダウン(都市封鎖)を求める声が高まり始めている。モディ首相は今のところ、昨年のような経済的損失を回避するため全土封鎖に対し消極的だ。

 ダス総裁はインド版量的緩和策「国債買い入れプログラム」の下で3500億ルピー相当の債券を20日に購入すると述べたほか、今後の見通しについては、「不確実性が高く」下振れリスクを伴うもののインフレ予想には大きな変更はないとみていると説明した。(ブルームバーグ Anirban Nag、Suvashree Ghosh)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus