海外情勢

中国、食品配達の美団に矛先 CEOの政権批判投稿に反応か

 中国でフードデリバリー事業を展開する美団の株価が11日の香港株式市場で一時8.7%安となり、この2日間での下げ幅は15%に達した。同社の経営トップは政府批判ともとれる唐詩をソーシャルメディアに投稿し、上海市当局が消費者の権利をめぐり同社を批判する声明を発表した。

 上海市消費者権益保護委員会は、美団には払い戻しの問題やアプリに誤解を招く内容があると指摘。同社は近く是正報告を提出すると表明した。

 同社の王興最高経営責任者(CEO)が秦朝の焚書(ふんしょ)に関する唐詩をソーシャルメディアに投稿。王CEOはその後、この投稿を削除し、ライバル企業を当てこするためだったと釈明したが、政府を暗に批判したと受け取られた。

 中国当局はインターネット関連企業への締め付けを強めている。大手各社の力が強過ぎるとの懸念から、美団などが新たに検証の対象となっており、同社の株価は下げ続けている。国家市場監督管理総局(SAMR)は先月、美団をめぐる独占的慣行の疑いについて調査すると発表した。

 ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、10日の美団株下落で王CEOの持ち分11%の価値が15億ドル(約1600億円)目減りした。(Bloomberg News)

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