海外情勢

米次期駐日大使にエマニュエル氏を指名へ オバマ元大統領の首席補佐官

 【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米大統領は11日までに、オバマ元大統領の首席補佐官を務めたラーム・エマニュエル前シカゴ市長(61)を駐日大使に指名する方針を固めた。関係筋が産経新聞に明らかにした。上院の承認を経て就任する。

 エマニュエル氏は、オバマ政権下で副大統領を務めたバイデン氏と近い関係にあるとされる。民主党で「切れ者」と目されるエマニュエル氏の大使への起用はバイデン政権が中国との「大国間競争」を展開する上で日米同盟を重要視している表れといえる。

 英紙フィナンシャル・タイムズなどによると、月内にも正式指名の見通し。

 エマニュエル氏は中西部イリノイ州シカゴ出身。1993~98年にクリントン大統領(当時)の上級顧問兼ホワイトハウス政治部長を経て、2003年~09年に民主党下院議員を務めた。06年の中間選挙では、下院民主党選対委員長として同党の下院での多数派奪還に貢献した。

 その後、オバマ氏に請われ、09年に下院議員の任期半ばで大統領首席補佐官に転身したが、一部の政権高官との対立などが原因で10年に辞任。11~19年にシカゴ市長を務めた。

 駐日大使のポストは、ハガティ前大使(現在は上院議員)が19年7月に離任後、空席が続いており、ヤング首席公使が臨時代理大使を務めている。

 一方、駐中国大使にはニコラス・バーンズ元国務次官を起用する方向で調整が進められている。

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