国内

最先端機能とHV技術で拡大市場に

ホンダ シニアチーフエンジニア 岡部 宏二郎さん(51)

 --スポーツ用多目的車(SUV)の市場が拡大するなか、2013年に発売された人気SUV「ヴェゼル」を初めて全面改良した

 「SUVはトレンドではなく、今やクルマのスタンダードになってきていると思う。技術の向上もあり、乗車位置が高いこともネガティブな要素ではなく、視界が高く安心して運転できるという理由でユーザーに受け入れられるようになった。コンパクトな車種も登場するなど自由度もある。新型車ではホンダ車の最先端機能を可能な限り詰め込んだ」

 --具体的には

 「安全運転支援システムは先代から大きく機能を向上させた。自動でカーナビの地図を更新できるほか、スマートフォンを鍵として使い、ドアロックの解除やエンジン始動ができるサービスなども利用できるようにした」

 --前後に芯を通したような水平基調のプロポーションを採用し、車内空間の快適性も高めた

 「シンプルでクリーンな外観とし、ダッシュボードも水平基調のデザインで、爽快な視界を提供している。後部座席の足元のスペースを広げ、背もたれの傾斜角も後方に大きくし、ゆったりと座れるようにした。先代で若干広すぎた荷室スペースも最適化した」

 --電動化を推進する上での重要車種とも位置付けている

 「ハイブリッド車(HV)の販売比率を8割にするのが目標だ。HVは、街中などでの低速走行時はエンジンを停止させてモーターを使い、高速走行時はエンジンが直接タイヤを駆動させる。幅広い速度域に対応し、走りと低燃費を両立させることができる。将来的には完全な電動化を実現させなければならないが、当面はHVが重要なポジションをある程度担っていくと思う」

 おかべ・こうじろう 日大理工卒。1999年、本田技術研究所入社。2代目「CR-V」や8、9代目「シビック」などに携わり、現在は2代目「ヴェゼル」開発責任者。

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