海外情勢

豪でネズミが大量発生 農家に損失、悪臭被害も

 オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州の農村地帯を中心にネズミが大量発生している。農作物を食べ荒らすだけでなく、穀物や干し草の貯蔵施設にも侵入し、農家が多大な経済的損失を被っている。住宅や病院に入り込んで人をかんだり、死骸が悪臭を放ったりするなど公衆衛生上の問題にも発展している。

 正確な数は不明だが、百万匹単位と報じる地元メディアもある。連邦科学産業研究機構の研究者、スティーブ・ヘンリー氏によると、ネズミの大量発生は何年か干ばつが続いた後に見られる傾向があるという。

 オーストラリア東部では近年、記録的な干ばつが続き、大規模な森林火災の一因にもなっていた。だが今年は3月に大雨が降るなど地域によっては干ばつ傾向が緩和された。その結果、餌とする農作物や水が豊富となり、繁殖に適した環境になったという。

 ネズミは生後6週間で繁殖を始め、その後は20日程度に1回、6~10匹を出産する。気候の良さもあり急速に増えているとみられ、ニューサウスウェールズ州以外にも被害地域が拡大している。(共同)

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