海外情勢

シノバック製コロナワクチン有効率94% インドネシア医療従事者で予防観察

 中国の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンが、インドネシアの医療従事者の感染予防や入院回避に大きな効果を示していることが分かった。ブディ保健相がインタビューで明らかにした。同社のワクチンの効果は欧米製品にかなり劣っていることが臨床試験で示されていたが、今回の結果は同社製ワクチンに依存する途上国にとって勇気付けられる兆しとなった。

 同相は、インドネシアの首都ジャカルタで、シノバック製ワクチン「コロナバック」の2回目の接種を受けた医療従事者2万5374人を28日間観察した結果、死亡は100%、7日後の入院は96%、それぞれ回避されたと説明した。これら医療従事者の観察は2月下旬まで続いた。

 同相はさらに、これら医療従事者の感染予防でワクチンの有効率は94%だったと指摘。臨床試験の数値より高い結果となった。ただ、無症状感染者を割り出すためにこれら医療従事者が一様の検査を受けたかどうかは不明。シノバックの尹衛東最高経営責任者(CEO)はブルームバーグとのインタビューで、実臨床から得るリアルワールドのデータの方が、臨床試験よりもパフォーマンスが良好なことを示すエビデンスが増えていると指摘した。(Bloomberg News)

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