5時から作家塾

高校生の「就活」を改革する 若きリーダーの怒り、そして挑戦 (2/2ページ)

吉田由紀子
吉田由紀子

 アッテミーでは、こういった問題を改善すべく、インターンシップの情報サイトを立ち上げた。高校在学中から様々な企業で働いて、職業観を養ってもらうためだ。高校3年生だけでなく、1年生から参加できるようになっている。学校を通さずに生徒個人で参加できる仕組みを作っている。また、離職した生徒の再就職支援も行っている。

 「インターンシップを体験した生徒は、仕事の中身や会社の様子を知った上で入社しますから、未体験の生徒に比べ、2割も定着率が高いです」

 LINEで相談、企業紹介をYouTubeで発信

 今年は新型コロナウイルスの影響で、例年9月16日の採用解禁が、1カ月延長されてしまった。企業による求人票の取り下げや、内定取消しという事態も発生している。

 「コロナ禍で高校生は不安を抱えています。緊急対策として、LINEによる個別相談を始めました。全国各地から相談が寄せられ、学校の進路指導に満足できない、どうやって面接を受ければいいのか、など様々な悩みに答えています。中には進学希望の高校生もいて、大学を卒業した後、どんな仕事に就けばいいのか今から考えておきたい。そんな生徒もいます。高校生たちが真剣に自分と向き合い、将来を考えていることをひしひしと感じています」

 ちなみに、このLINE相談は無料で行っている。また、企業紹介の動画を製作し、YouTubeで発信するなど、多彩な活動を通して応援を続けている。

 アッテミーとしての活動の傍ら、現在も高校で就職指導を行っている吉田さん。

 「10代の進路選択をもっと多様化していきたいです。そうすることが結果的に企業や組織の活性化につながると考えています。とりあえず大学へ行くのではなく、一度働いて社会を知った上で、自分は何がしたいのかを見定める。その結果、大学へ学ぶという流れがあっていいと思います。自分の力で人生を切り開いていけば、必ずや幸福につながるはずです」

 高校生に寄り添いながら応援を続けるアッテミーの社員たち。その活動はこれからの社会において、ますます必要になるに違いないだろう。(吉田由紀子/5時から作家塾(R)

5時から作家塾(R)
5時から作家塾(R) 編集ディレクター&ライター集団
1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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