働き方

“就活セクハラ”防止ノウハウ 「全身を見せて」オンラインで「画面越し」も

 就職活動やインターンシップ(就業体験)をした学生の4人に1人がセクハラを受けた経験があると厚生労働省が発表し、就活生へのセクハラが蔓延(まんえん)している実態が明らかになった。新型コロナウイルスの影響で、オンライン化が進み、画面越しのセクハラも懸念される。就活生はどうやって対処すればよいか。学生の就活を支援するハナマルキャリア総合研究所の上田晶美代表に話を聞いた。

 【OB・OG訪問】

 就活の相談をしていた社員から「面接練習する」などと居酒屋に呼び出され、体を触られたり、交際を迫られたりすることがあります。異性の社員と2人で会うのは極力、避けた方がよいです。どうしても2人で話を聞きたいというときは、カフェなど密室でない場所にしましょう。お酒を飲む場所は厳禁です。

 【対面面接】

 「彼氏はいるの」「イケメンだからモテるでしょ」など、恋人の有無や容姿に言及されたら「選考と関係ありますか」と問い返すか、「答えるのは難しいです」と回答を拒みましょう。

 【オンライン面接】

 オンライン面接では、座って上半身を画面に映すのが一般的ですが「全身を見せて」と体形を確認するような指示をされることがあるようです。「部屋が狭いので立つと画面に映りません」と断りましょう。

 【マッチングアプリ】

 過去に、就活生と社会人をつなぐマッチングアプリで知り合った社員から、学生が性被害を受けたケースがありました。今も、多様なマッチングアプリがありますが、どんな人が紛れているかわからず、危険なので利用しない方がよいと思います。

 【企業が気をつけること】

 オンライン面接が主流となり、在宅の面接官が増えました。緊張感に欠け、プライベートに踏み込んだ発言をする人が多いようです。面接官の事前研修を必須とし、OB・OG訪問時の対応についても、会社全体に周知するべきです。

 【就活生へ】

 就活で不快な思いをしたら、すぐに大学や相談窓口に連絡してください。次の被害者を生まないよう、企業に申し入れする必要があります。言い出しづらいかもしれませんが、会社と学生は対等な関係であるということを忘れないでください。

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